ポスチャーウォーキング協会

ポスチャーラボ ポスチャースタイリスト(R)のドクターや応援いただいている医学関係の方々から、専門家の目で見たポスチャーウォーキングの良さやその効果をより引き出す方法などをシリーズでお届けします。

Posture Labo Contents

Vol.6 美しく歩いて転倒予防(転倒予防学会にて発表)
2014年 人口動態統計月報年計によると、「不慮の事故死」の中で転倒死は、交通事故に次ぐ第2位であること。転倒の予防には下肢筋力の維持が重要であり、ウォーキング等の軽運動が推奨されているものの、スポーツライフ・データ2014(笹川スポーツ財団)によると、これらの軽運動の参加率・継続率ともに低下していることから、転倒予防に重要な下肢筋力の維持・増強に「美しく歩く」をキーワードに女性を中心に普及されている「ポスチャーウォーキング(PW)」に着目して、モチベーション維持から転倒予防への活用について紹介しました。実験方法は、ポスチャーウォーキングレッスンに通っている女性と男性(平均年齢70歳)の6名にアンケートを行いました。転倒の変化を10段階で聞いた項目では、5のどちらでもないから10の全く転倒しなくなったの間に全ての回答がありました。また、レッスンを始める前と後で変化したことを聞いたところ、「立ち居振る舞いに気をつけるようになり、姿勢を意識することが多くなった。姿勢の良さが心の変化にも良くつながっていくように生活を変えていきたい。」「以前より前向きになったと思う。」「久しぶりに会った娘に褒められて嬉しくなった。」などの回答をいただきました。このように日常の姿勢や歩き方を意識すること、美しく変われると言うモチベーション維持により、歩行機会が増える、より筋肉を使った歩き方をすることに繋がり、転倒予防への効果が見られました。
発表資料はこちら
※2016年名古屋で開催された「日本転倒予防学会第3回学術大会」にて発表した内容です。
健康運動指導士ポスチャーウォーキング協会認定ポスチャースタイリスト 山内 夕佳里
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